昨日のことを簡単に。
『ピナ・バウシュ 夢の教室』を観た。
いい映画だった。
稽古場の緊張感、
本番直前の心境などが自分のことのように思えた。
ただ、もっとピナと子供たちが接してるシーンを観たかった。
彼らが、あの年齢で異性に触られたり抱きついたり、
あるいは感情を爆発させたりすることに躊躇するのは当然。
そんな彼らが心を開いていく過程をもっとじっくりと観せてほしかった。
ピナ・バウシュの作品は、そこが肝なんだから。
映画だけ観ると、その理由が「ピナだから」ってことになってしまう。
それだと、多くの日本のピナ信仰者が「ピナだから」っていうのと同じだ。
でも、ピナ・バウシュの作品はやっぱり素敵だ。