性暴力被害者とその周辺の人達が抱える静けさを描いた作品。
初演が口コミで話題となったことを受けて、再演することになりました。
ひとりの女性が過ごした、海の夜、祝福の夜、穢された夜の出来事
しじまの夜がこだまする
[作・演出]筒井潤 [出演]鎌田菜都実 筒井潤 松田早穂 大石英史
[開演日]2018年3月19日(月)〜23日(金)
[会場]OPA_Lab
初演はMeToo運動が一般に広まり大きな話題となった時期と偶然重なったこともあり、上演にはある種の熱が帯びていました。一方、私はこの作品を約25年前から構想していました。構想、というよりも、「自分はこれを演劇にするのだろうか」と、自問自答を続けていた、といった方が正しいかもしれません。ゆえにかどうかはわかりませんが、今作品はMeToo運動が目指す未来とはある意味で逆を向いている現実を描写しています。しかしながら、MeToo運動の拡大と私がようやく創作する意志が固まったタイミングが同じだったことは、単なる偶然ではないように思われます。このことについて、今回の再演を通じて私自身も考えたいですし、できるだけ多くの方に観ていただき、ご意見をお伺いしたいです。
dracom リーダー 筒井潤
[イラスト]村山裕希 [制作]dracom制作部 [主催]dracom
[Text and Direction] Jun Tsutsui
[Cast] Natsumi Kamada, Jun Tsutsui, Saho Matsuda, Eiji Oishi
[Dates] 2018.3.19mon-23fri [Start] 19:30 [Venue]OPA_Lab [Language] Japanese