『ソコナイ図』 東京芸術祭 ワールドコンペティション 2019 参加公演
おかしみのある声と ぼんやりした絶望の時間が 悲劇のソコから抜け落ちる
世界5地域+日本からの計6作品によるコンペティションに『ソコナイ図』が日本の作品として上演。
日程|2019年11月2日(土)、3日(日)
会場|東京芸術劇場 プレイハウス 詳細 → 東京芸術祭ワールドコンペティション2019
作・演出|筒井潤
出演|
稲葉俊(劇団走馬灯)、高山玲子、電電虫子(劇団冷凍うさぎ)、大江雅子、
神藤恭平(DanieLonely)、松㟢佑一(A級MissingLink)
『ソコナイ図』…2015年末から2016年の年明けにかけてサイト・スペシフィック・ワークとして小さなギャラリーで初演し、高い評価を得て、何度も再演されたdracomの代表作。切り詰められた台詞と引き伸ばされた時間を通して、大都市における故なき「餓死」を描く、2011年に大阪で起きた事件に基づいたフィクションの演劇作品。
Tokyo Festival World Competition 2019 Photo by Nobuhiko Hikiji
“Sokonaizu – Bottomless”
Tokyo Festival World Competition 2019
11.2sat 19:30、3sun 13:00 venue : Tokyo Metropolitan Theatre
《subtitled in English》
Written and Directed by Jun Tsutsui
Cast : Inaba Shun, Takayama Reiko, Denden Mushiko, Oe Masako, Shintoh Kyohey, Matsuzaki Yuichi
URL → Tokyo Festival world competition 2019
2019年の東京芸術祭で、
都市部の孤独死を描いた『ソコナイ図』を上演するということは、
はたしてどういうことなのか、
ああでもないこうでもないと熱心に考えていました。
でも、改めてこの作品に、そして実話に、時間をかけて向き合っているうちに、
あれこれ考える行為に邪念があると気づきました。
演劇に誠実であること。
事実に誠実であること。
人に誠実であること。
失いかけていたものを取り戻し、初心にかえって、新たな気持ちで『ソコナイ図』に臨む、
この機会を心から大切にしたいと思います。
dracom リーダー 筒井潤
主催:東京芸術祭実行委員会 [豊島区、公益財団法人としま未来文化財団、フェスティバル/トーキョー実行委員会、公益財団法人東京都歴史文化 財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)]