わたしには、「わたしは観なくてもいい舞台作品」というのがある。
決してつまらない作品のことを指しているのではない。
わたしが評価せずとも誰かが評価するであろうもの、そしてわたしならではの評価が確かにあると感じられないもののことを、わたしはそう呼んでいる。
わたしが観なくてもいいものばかりが残り、
わたしが観なければならないものは短命だ。作家としての、団体としての、ときには実際の命が短命で、非常に残念である。
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