dracom

公演芸術集団dracom(ドラカン)。
1992年、dracomの前身となる劇団ドラマティック・カンパニーが、大阪芸術大学の学生を中心に旗揚げ。
1997年の第7回公演『空腹者の弁』から作風が一変したのを機に、1998年1月に一部の関係者の間で使用されていた「ドラカン」という略称をそのまま集団名とすることになった。
過去に、大阪の小劇場ウイングフィールドの「再演大博覧会」に2度の参加の他、演劇計画2004と2007に参加(2007はリーダーの筒井が京都芸術センター舞台芸術賞を受賞)。その後にもTPAM2008、精華演劇祭vol.12、フェスティバル/トーキョー2010、Sound Live Tokyo 2014(カナダの劇団Small Wooden Shoeとのコラボレーション公演)、Nippon Performance Night 2017(デュッセルドルフ)等、国内外のあらゆる機会に精力的に参加している。
本公演では、公演芸術が持っている根源的な要素をバランスよく融合させて、濃密な空間を表出する。多くの観客に「実験的」と言われているが、我々としては我々が生きている世界の中にすでに存在し、浮遊する可能性を見落とさずに拾い上げるという作業を続けているだけである。世界中のあらゆる民族がお祭りの中で行う伝統的なパフォーマンスは、日常の衣食住の営みへの感謝や治療としてのお清め、さらには彼らの死生観を表現していることが多い。我々の表現は後に伝統として残すことは考えていないが、現在の我々がおかれている世界観をあらゆる角度からとらえ、それを社会に向けてユーモラスに表現しているという意味で、これを「祭典」と銘打っている。

[連絡先] dracom制作部( E-mail: info@dracom-pag.org 、 FAX : 06-6878-6090 )

 

dracom メンバー

筒井 潤 ( Jun TSUTSUI ) =dracomリーダー。 作、演出、出演など
演出家、劇作家、俳優。2007年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。dracomの活動の他、過去には桃園会、『新長田のダンス事情』、『滲むライフ』(Dance Box)、『Silent Seeing Toyooka』(城崎国際アートセンター)等で演出、そして山下残振付作品、マレビトの会、KIKIKIKIKIKI、維新派、akakilike、悪魔のしるしの公演に参加等、様式やジャンルを問わない活動で注目されている。公益社団法人日本劇団協議会機関紙『join』86号特集記事「私が選ぶベストワン2015」において、毎日新聞大阪本社学芸部の畑律江氏がベスト1演出家に選出。TPAM2016コプロダクション「アジアン・アーティスト・インタビュー」におけるインタビュアーとしての活動がYouTubeで公開中。

鎌田 菜都実 ( KAMADA Natsumi ) =出演
大阪出身。大阪市立大学理学部地球学科卒。2013年、dracomに参加。dracom 祭典2013 『方々ノ態(in OSAKA, Kitakagaya)』が初舞台。

松田早穂 ( MATSUDA Saho ) =出演
兵庫県生まれ。京都大学学生劇団ケッペキ出身。2008年~2016年まで、ベビー・ピーにて俳優・衣装として活動。野外テント公演や人形劇公演に参加。他にはピッコロ劇団『泡‐流れつくガレキに語かけたこと』(作・演出:岩松了)、B.LET’S『家族カタログ』、オリジナルテンポの静岡・タイツアー(2013年)などに出演。

村山 裕希 ( MURAYAMA Hiroki ) =出演
dracomの前身となる劇団ドラマティック・カンパニー結成時からの在籍メンバー。桃園会『のにさくはな』、baghdad café『キンセアニェーラ』、遊劇体#58『鳥笛』『公孫樹下』などに出演。音楽家として、第17回女性芸術劇場『光をあつめて』の作曲・アレンジを担当。

 

dracom 登録メンバー

イトヲ( ITOWO ) =出演
関西大学 演劇研究部学園座にて、演劇活動を開始。平成29年の卒業後、芸名『イトヲ』で活動。演劇集団ゲロリスト『難問奇問』(演出・脚本:永渕大河)、街のトリカブト屋さん『熱き心に 〜センチメンタル・レクイエム〜』(演出:フランキー仲村)などに出演。

稲葉俊( INABA Shun ) =出演
俳優、劇作家、演出家。和歌山県出身。立命館大学卒。在学中、劇団西一風に所属、第2回京都学生演劇祭最優秀賞を受賞。2014年に劇団走馬灯を旗揚げ、脚本・演出活動を開始。2016年12月から1年かけて、記憶喪失を題材とした『自己再生』(出演)『自己再生 ex.2』『贋作 自己再生』を上演した。

大石英史( OISHI Fiji ) =出演
大阪府出身。近年の出演作品は、庭劇団ペニノ『ダークマスター 』、維新派『AMAHARAー當臺灣的灰牛拉背時』、新聞家『白む』。他には、努力クラブ、松本雄吉演出作品、THE ROB CARLTON、壱劇屋、トリコ・Aプロデュース、ソ・ヒョンソク演出作品、sons wo:、村川拓也演出作品、藤田貴大作・演出作品、中野劇団などに出演。また、国内外の演劇フェスティバルに多数参加。

岡村ゆきを( OKAMURA Yukiwo ) =出演
大学在学中に演劇活動を始める。『たんじょうかい#2』『たんじょうかい#3』(dracom)、『秋雨』(MSP14)、『姉妹たちよ』(女性芸術劇場)、『湯けむりに花』(メイシアター・大阪大学共同事業)、長編映画「山本エリ『復元可能性ゼロ』と化す」(harakiri films)などに出演。

住吉山実里( SUMIYOSHIYAMA Minori ) =出演
1986年大阪生まれ。身体と空間を繋ぐため、ダンスと建築をはじめる。2009年京都工芸繊維大学卒業。コンテンポラリーダンス、舞踏、演劇、数々の演出家の作品に出演するとともに、2010年より自身の作品創作をはじめる。音楽家や建築家と協同し、「風景の中に潜む身体」「身体の中に潜む風景」をつむぎだす。

高山玲子( TAKAYAMA Reiko ) =出演
俳優。映像作家。体操教室主催。京都府出身。多数のカンパニー作品に俳優として出演する傍ら、映像制作や舞台演出なども手掛ける。近年では体操教室の講師など、その活動は多岐にわたる。

電電虫子( DENDEN Mushiko ) =出演
福岡県福岡市出身。劇団冷凍うさぎ所属。劇団冷凍うさぎでは、2013年より全ての公演で宣伝美術を担当、2014年以降の公演にほぼ出演している。主な出演歴として、dracom『空腹者の弁』、うんなま『Guten Bogen!』、東洋企画『ポート・エレン』『狼は鎖もて繋ぐ』など。

長洲仁美( NAGASU Hitomi ) =出演
茨城県出身。京都造形芸術大学映像舞台芸術学科 映像芸術コース卒業。卒業後に、dracom、大橋可也&ダンサーズ、Marcelo Evelin、したため等の作品に出演。

 

dracom 在籍メンバー(現在は諸事情によりdracomでの活動は休止中)

穴見 圭司 ( Keiji ANAMI ) =出演
dracom以外での出演としては、桃園会、箱の会、T.P.プロデュース、ウイングフィールドプロデュース『エンブリオン』、突撃ネクタリン、などがある。現在は休団中。

金谷 郁 ( Humi KANAYA ) =スタッフ
日ごろは舞台音響家として活躍しているが、dracomでの活動は最近はしていない。

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