dracom WIP『ふもれすく』(辻潤 作)他

恋愛に関するリーディング

dracomによるワーク・イン・プログレス。テキストを読み、どうしてその作品を選んだか、テーマについてどのように考えているかをお話ししました。お客様との意見交換は極めて充実しました。

2019年1月23日(水)、28日(月)、30日(水)、2月4日(月)
各19:30開演 上演時間約60分+トーク(ホスト:筒井潤)
[会場]OPA_Lab

[テキスト]
『ふもれすく』(辻潤)
『男女関係について 女房に与えて彼女に対する一情婦の心情を語る文』(大杉栄)
『成長が生んだ私の恋愛破綻』(伊藤野枝)

[演出]筒井潤
[出演]松田早穂(23,28)、村山裕希、イトヲ、電電虫子(30,4)
松田早穂と電電虫子がダブルキャストとなっています。

今までdracomは、リーダーの筒井潤が人知れず書き上げた戯曲を稽古場に持参してきて稽古を始めるという創作を行ってきましたが、今回は創作前のアイデアや創作中のものを段階的に公開し、出演者や観客と一緒に随時確認して、より開かれた作品の創作をすることにしました。
どうしてそのような創作方法にするのか、についてはまだうまく言語化できていませんが、少なくとも神秘主義的な創作は時代にそぐわないという実感があるのは確かです。
どこからどこまでが、誰のアイデアなのかわからなくなるくらい考えを交わして、演劇作品が浮かび上がってくるのをワクワクしながら眺められたらと思います。

今回のテーマは恋愛です。
扱うテキストとその作家はあまりにも有名ですが、現在の様々な社会問題と照らし合わせると、それまでとは違った読み方ができるのではないかという期待を持って臨みます。
そして、dracomは劇団員同士のプライベートにはあまり踏み込まない集団ですので、ゆえに恋愛の話をしてもどこかたどたどしいのです 笑。作品化のために、皆様のお力添えがあるととても助かります。とはいえ、静かに会話を眺めているだけでも結構ですので、ぜひお越しください。
dracomリーダー 筒井潤


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