dracom 演劇会 『ハッピー・エンディング』

2023年 1月20日(金)〜22日(日) ウイングフィールド

今公演は無事に終了いたしました。
観に来てくださった皆様、ご協力いただいた皆様に
心より感謝申し上げます。

脳みそがカタストロフィー
気まずそうにカタストロフィー
密室で、うつ伏せ、仰向けとうながされ、
往来する声、記憶、霊、妄想、抗いがたい世界と現実。
みんな優しくて、いい天気。

『ハッピー・エンディング』は、主人公の男性が馴染みの中古レコード店に行ったらマッサージのお店になっていたというのが事の発端となるフィクションの演劇作品です。
ある日、コロナ禍で久しくなっていた街に行きました。足速に駅の改札に向かう人、陽気になりきれていない昼呑みグループ、長い行列に対応しているのに退屈そうなコンビニ従業員、道端で立膝になりノートパソコンを叩きながら電話をしている人、いつ来るかわからない客を穏やかに待つ生花店の店員。しばらく家にこもっていた私は、いつもの表情で営む人たちに触れて嬉しくなりました。しかし同時に、以前とは違う何かを感じどうも落ち着きません。人通りの邪魔にならないところに立ち、しばらく街を眺めていたら単純なあることに気づきました。マッサージやエステのお店が妙に増えているのです。これはいったい何なのか。どういうことが起きているのか。そして、いつもの表情とは何か…。
このような実感と疑問が今回の創作のきっかけです。観れば知っているはずのあのことに気づいていただけると思います。
作・演出 筒井潤(dracom リーダー)

【開演日時】
2023年1月
20日(金)19:00

21日(土)12:00*/16:00*
22日(日)12:00*/16:00
*終演後アフタートーク開催

【会場】
ウイングフィールド(大阪・心斎橋)

大阪府大阪市中央区東心斎橋2-1-27周防町ウイングス6階(受付5階)

【キャスト】
稲葉俊 岡村ゆきを 高山玲子 出井友加里 (以上、dracom登録メンバー)
筒井潤(dracom 正式メンバー)
小野毅 新免わこ

【アフタートークゲスト】
・21日(土)12:00
 渡辺健一郎(批評家、俳優)
1987年生まれ、横浜市出身。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース修了。妻の転職を機に、書店員の仕事を辞め大阪府高槻市に移住。以来、小・中学生を対象にした演劇/教育関係の活動を続けている。ロームシアター京都リサーチプログラム「子どもと舞台芸術」2019-2020年度リサーチャー。演劇教育の実践と、フランス現代哲学の思想とを往還した文章「演劇教育の時代」で第65回群像新人評論賞受賞。著書に『自由が上演される』(講談社)。

・21日(土)16:00
 新井知行(YPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)プログラム・オフィサー)
1974年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同文学研究科演劇映像専修修士課程修了。坪内博士記念演劇博物館図書室での資料整理、劇団解体社スタッフ、原水爆禁止運動や非正規雇用労働者組合運動のための映像製作などを経てPARC – 国際舞台芸術交流センター勤務。「サウンド・ライブ・トーキョー」ディレクター(2014〜2016)、「YPAM – 横浜国際舞台芸術ミーティング」プログラム・オフィサー(2017〜)。これまでにdracom/筒井潤の6作品に翻訳者、企画者、メンターなどとして関与。

・22日(日)12:00
 げいまきまき(女優パフォーマー元セックスワーカー)
演劇やダンス等の出演、パフォーマンスや映像の作成等。たまに本やZINEへの執筆もあり。ポルノサイトから国連女性会議まで。劇場から路上まで。セックスワーカーの安全や健康を応援する団体SWASHのメンバー。ゲイ、バイ男性、トランスジェンダーを対象としたHIV含む性感染症予防啓発センター勤務。ゲリラガールズ研究会メンバー。※ゲリラガールズは主にアメリカで80年代から活動している匿名ゴリラマスクのフェミニズムアートのグループ。

※アフタートークのみのご参加はお控えください。

【スタッフ】
作・演出|筒井潤
ドラマトゥルク|げいまきまき

舞台監督|北方こだち、北村侑也  照明|塩見結莉耶  音響|佐藤武紀
音楽|筒井潤  衣装|松田早穂  宣伝美術|電電虫子  制作|阪田愛子

協力|劇団走馬灯、ティッシュの会、千年団

主催|dracom
芸術文化振興基金助成事業、大阪市芸術活動振興事業
、ウイングフィールド30周年記念事業

【お問い合わせ】
dracom 制作部
MAIL→ info@dracom-pag.org
TEL→ 09039498425 (さかた)



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